初めて自分のカメラを手に入れたのは、お寺時代半ば(1998年)。お寺で NHK に取材された御礼としてキャノンのコンパクトカメラをもらった。AutoboyFxl とかいう単焦点(ズームなし35mm)のフルオート撮影。
旅行なんかには持っていくくらいしか使わなかったし、旅行の記録に、くらいにしか思っていなかった。
動作が速く、いつもまずまずの写真を撮ってくれるこのカメラに不満はなく、ずっとコンパクト派でいるはずだった。
ところが、カメラ道に走らせる要素が3つトトンと並んだ。
カメラを買うと、写真が撮りたくてしょうがなくなるのが人の性。
結果、カメラを使うべく写真を撮れる場所を求めるようになってしまった。
しかし、そのカメラは、初の活躍の舞台であるはずだったジャワ島であっさり盗まれる・・・。
レンズが残ったので同じミノルタにしようとは決めたものの、同じ機種を買うのもくやしいので、中級機の αー7 を購入。
レンズも超広角、マクロと増強の王道をたどって、今のところこれで満足。
予想外にはまった。
その半年後、US 滞在中に α-sweet2 の北米バージョン Maxxum5 が通販で 160$と鬼安だったので購入。
身軽さ勝負の旅や日常にはこいつでいこうと思う2003年夏
デジカメは内部で光信号を補正しまくっているからいうまでもないが、銀塩の世界でも実際目に見えるものと写真に写るものは違う。
写真は見たままのものを固定するわけではないという意味で真実を写さない。しかし、絵画と同じで、写実以外の方法で、'感じたもの'を固定させることができる。
フィルム、CCD に感光するという型で、何を表現するか。それが写真作りか。
しかし、逆光、光量不足といった条件での写真を見るにつけ、人間の視覚周りの高性能さに驚く。
ポジやるには得られる露出情報、露出決定方法が不足気味だし、マクロをやる
にはファインダーが心もとない。
けれど、ネガで撮ってる分にはいいカメラだと思う。
一眼レフのよさを十分に味わえる。
しかし、名前はなんかもうちょいつけようがあるというものだ。
インドネシアで没す
そしてファインダーの良さ。このカメラに慣れた後に他のカメラを使ったらファインダーが良いということがどういうことかわかった。明るくシャープなファインダーはとてもピントを合わせやすいし、出来上がりが見えてくる。せっかくの'一眼'レフもファインダーがへっぽこでは魅力が半減してしまう。
コンパクトカメラ慣れしていたから、持ち運ぶ時には重くてでかいと思うけれど、持てばしっくりいく。機能も操作性もユーザーフレンドリーで、この使用感に慣れてしまうと、デジカメも他の一眼レフもちょっと物足りない
2001年、兄がもらったものを私のギターと交換して入手。1/2インチCCD 230万画素は当時の最先端。
2003年冬。US に持っていこうとデジカメ物色。フィルム一眼レフがでかいので、デジカメは機動力命で選択することにした。最低限の機能も求めて DimageX の選択。新機種が出ていたけどあまり魅力的なアップグレードではなかったので3万円程度と安かったこいつを購入。SDカードは128M で6〜7000円時代。
フィルムスキャナを代わりに買ってしまった。オタク道に進むのか。
と思うのもつかのま、2004年冬。ダイビングに使うカメラがなかったので、マリンパックと合わせ購入。
レベル2:旅行に行ったときと何かの記念に撮影。(一般レベル)
→ 配布が楽でランニングコストが低く、ISO もホワイトバランスもあまり考えなくていいデジカメがよい。
銀塩を選ぶ理由は後述。
夜景撮影のため、ミニミニ三脚でも持っておくと便利。
レベル3:ちょっとはいい写真を撮ることにこだわりたい
→ マニュアル機能の豊富なそこそこ高いデジカメか、安い銀塩一眼レフ。表現にこだわりたいのならマニュアルで最低、絞りとピントと測光方法(スポット、中央重点測光とか)が変更できるもの。画質にこだわりたければデジカメなら CCD サイズの大きいものから選び、銀塩ならレンズとフィルムにこだわる。
レベル4:批評されるような場所にも出たい
→ 一眼レフデジカメ(高い!)か中級以上の一眼レフ
重くて大きいので、手にしっくりくる。色々な機能が追加されていて、様々なニーズにこたえてくれる。撮影途中のフィルムの出し入れができたり、プレビューがついていたり、被写界震度を教えてくれたり、撮影データを保存してくれたり・・・勉強にもよい機能が満載している。
シビアな露出が要求される、リバーサルフィルムでの撮影やマクロ撮影にこだわりたい人など向け。
レベル5:アマの限界にチャレンジ
→ ここまで来ると本体は数台。そして周辺グッズに凝る。フィルター各種やレリーズは当然、レフ版、リモートフラッシュ、単体露出計から暗室まで、こだわればどこまでも尽きない。
ISO の数値が高いほど感度がよくなるので、シャッターを開けている時間が少なくてすみ、夜景撮影時や高速移動している物体を写すに手ぶれをおこしにくいし、フラッシュも遠くまで届く。逆境に強く、失敗を起こしにくい。望遠やマクロ、動体撮影には非常に便利。
しかし、感度が良い分、ノイズも乗りやすい。拡大すると粒子が見えてしまって、汚いのが素人でもわかる。要するに高感度フィルムは画質が悪い。
ISO が低いものは、室内や夕刻過ぎには三脚必須だったりと大変だけれど、写真が滑らかで美しい。ISO 400 あたりが使いやすいとは思うけれど、日中屋外でしか使わない場合なんかに一度 ISO 100 なんてのも試してみてもらいたい。
次の日は三脚屋さんにダッシュすることになるかもしれない。
答えは「写真に失敗しないための機能が豊富であるから」。
ユーザーが露出なんかを決定するために提示できる情報が多く、出来上がりを想像できるようにしてくれたり、多彩な表現のニーズに答える設定が用意されてたりで、ユーザーの意志が確実に写真に反映される可能性が高まるようになっている。リバーサルフィルム(撮ったらそのままスライドになるやつ)の撮影はちゃんとした設定を与えないと写真が失敗になってしまうので、特にこういうことが大切になる。
けれど、それによって決定される撮影条件は基本的に、絞り、シャッター速度、焦点距離 に集約されるわけだから、同じレンズ、フィルムを使う安い一眼レフで同じ設定にたどり着いて撮れば、同じ写真が撮れる(はず。高いカメラはたいがい重くてぶれにくいとかもあるけど)。
なので、ポジフィルム多用するとか、失敗が許せないとか、本格的に写真を学びたいとかいうことがなければ、高いカメラを買う必要はない。
ま、そんなの狙ってる人はこんな文章読まない。